仙人
「次は、折角8人で来ていますので、
同じ方向を向いて、
肩をくっ付けるようにして
横一列に並んでみます」

仙人
「そうですね。では、拾った枝を全員が自然の状態で持ちます」
「イイですか?全員が自然の状態ですよ」
「それでは、私が一番こちらの人を押してみます」

仙人
「手前の人が少し動きましたが、
他の人は全く、動きませんね」

仙人
「では、次は、1人だけ不自然な状態で持ちます」
「真ん中くらいの人がいいかな…」
「そう…じゃーあなた!不自然に持って!」

仙人
「さっきと同じように、こちらの人を押してみます」

一同
「おぉぉーー!キャーーッ!何でー?」

か弱い亀仙人1人の力に
8人全員が飛ばされてしまったのです。

仙人
「今の状態からも分かるように、
組織の中に1人でも不自然な人がいると
その組織は脆くなります。
会社でもチームでも家族でも同じです。
社長や監督、組織のトップは、
不自然な人の意見を
よく聞いてあげなければなりません。
そうしないと踏ん張りが効かなくなります」

一同「ふんふん、ヤバくねー」

(→この体験で感じたことは、親子関係に限らず、
人の些細な変化に気付ける感受性、洞察力、気配りを
持っているか?否か?が鍵を握ってくるのではなかろうか?
また、どんな関係であれ、不自然な人や不満がある人が、
不自然な心内を話せる環境って非常に大事になるのでは?とも思いました)

 

 

つづく…