つづき

 

4日目

爽快な朝を迎えた。

かなり、痛みが消えている。
少々残っているが、
7割、8割くらいは改善されている。

間違いなく、
「昨日のアルコール消毒が効いたのだ!」

イヤイヤ!違う!違う!

今までの

「熱の力」

「体操」

「今まで生きてきた身体との向き合い方」

が、功を奏して

4日目にして真新しい変化が出てきたのだ。

そして、5日目には
ほぼ完治に近い状態にまで回復。

身体に違和感を抱える者としては、
一刻も早く改善される事を願うのは当然の事だが、

身体には、修復されるまでの
「準備」や「経過」の問題がつきもので、
実は、これらが非常に重要になってくるのです。

魔法でもかけたような
都合の良い治し方は、
かえって身体の感受性を鈍くしたり、
学習する免疫力にも影響がでたり、
身体が、お粗末な方向へ向かう
結果になりかねません。

経過観察は、
時に非常に重要で、

その後の人生において、
回復力に優れた身体になるのか?
回復力の劣る鈍い身体になるのか?
身体の方向性として
大きな意味合いを持ってくるのです。

今回の肩痛は、
痛めてから1週間後の稽古では、
完治して普段通りに
練習することができました。

身体の構造と性質を知れば、
不調をコントロールするのも
そんなに難しいことではありません。

 

 

ここで一句

「不具合の 経過見る目が 進化の糧」

お後がよろしいようで…

 

 

 

おわり