そんな中、タイミングよく
今度は後続からワンボックスがやってきた。

ゆっくり走りながら、

ワンボックス運転手
「怪我ないですか?」

私「すみませーん。車起こすのに手を貸してくれませんか?」

心よくワンボックスが止まり、
ゾロゾロと3人の男性陣が降りてきた。


「暗くて危険なので、ライトとハザードは
つけっぱなしにして下さい(計4人確保!よし!起こせるぞ!)」

どうやら、
そのワンボックスの人達は、
同じ朝イチに来ていたようで
同じ買い物袋を手にしていた。

車を起こすため、
事故の運転手を含めた男5人が配置に付くと、
軽自動車なので私が入る場所がなく
いつの間に、掛け声をかける
舵取り役になっていた。


「皆さん!配置は?イイですか?
掛け声に合わせていきますよ!
後ろの方、ガードレールがあるので
起こし際に挟まれないように気を付けて下さい」


「いきますよー
せーのっ!せーのっ!」

車体が戻りかけた途中、
片側のタイヤが道路と接地しかけると
道路の傾斜の影響を受けて
ずるずると車が動き始めた。

危険だ!!!


「危ない!危ない!サイドブレーキかかってない!」

 

 

つづく…