つづき…

 

この状況…

 

以前、練馬区大泉のとある公園近くで
見るからに小さい、
巣だったばかりであろう?鳥を
同じように救助した記憶が蘇ってきた。

この時は
何かを悟った親鳥が
厳しい自然界では生きていけないと
見極めた我が子を
巣から落としたようにも
思える状況だった。

 

鳥の世界では
この時期は、
親離れする時期であり
巣から飛び立つ季節でもある。

餌の取り方や飛ぶ練習、
外敵から身を守る術など
独り立ちするために
親に付き添い色々と学習している
季節でもあるのだ。

 

勘が働く…

 

恐らく、
近くで、心配に、
一部始終を見守る
身内の鳥がいる筈だ!

 

 

いた…

 

 

 

間違いない。

正しく、

「木」の上に「立」って
「見」ている「親」らしき鳥が
街路樹の上に陣取り
一部始終を見ている。

 

厳しい自然界の掟…

 

このまま深追いはせず
広い歩道の緑地の下に鳥を置いて
立ち去ることにした。

復活できなければ
カラスか猫の餌食になる。

東京とはいえ
自然は本当に厳しい…
(ボケているのはアホ人間だけ!)

 

この日の歩道は
人通りが少なく、
復活するのに時間が稼げる様子だ。

 

生きて欲しい…

 

昼過ぎ、同じ場所を通りかかった。

もちろん、鳥を確認した…

が、その姿は無かった…

 

飛び立った事を願いたい…

 

おわり