デンプンを加熱して食べはじめた人類の祖先である
ホモ・エレクトスの脳にもブドウ糖が
大量に届きはじめたと考えられます。

700万年前の祖先は、
生で木の実を食べて
得られるブドウ糖が少なく
脳の神経細胞はそれを
細々と吸収するだけでした。

しかし

200万年前の祖先ホモ・エレクトスは
加熱して木の実を食べるようになると
加熱によって大量のブドウ糖が
脳に届くようになり
それを脳の神経細胞は余すことなく吸収しようと
増殖をはじめたと考えられるのです。

そうすると脳に大きな変化を与えますから、
初期の人類(700万年前)の脳より
火を使いはじめたホモ・エレクトス(200万年前)の
脳の方が大きくなるのです。

その比率、ほぼ2倍です。

脳の大きさの変化を示す
集計された史実によるデータをみると

生で木の実を食べていた500万年間は
脳の大きさがほぼ横ばい(500ml)なのに対して

200万年前の火を使いはじめた
「食の大革命」があった
ホモ・エレクトスを境に
脳の大きさが急速に巨大化
していった事がわかるのです。

 

脳が巨大化すると?どうなるか?

 

わかりますか?

 

本題からはまだ遠いですが、

 

答えは次回…

 

 

つづく…