日曜の朝、
横須賀パーキングにいる猫に
ご飯をあげるため
車を走らせる。

この時期は
寒さ本番も間近で
外で暮らす猫にとって
寒くないか?心配になってしまう。

だが、そう思っているのは人間だけで
暖かい場所や涼しい場所を
猫はよく知っているのだ。

この日は、
4匹全員揃っているか?と思いきや
一番若い、猿顔した猫が不在のようだ。

若いから、裏山でも
飛んで歩っているのだろう。

3匹の猫が、
そろそろ食べ終わりそうなとき
脇の茂みが「ガサガサ」と音がして
若い猿猫が勢いよくやってきた。

「出遅れた感」満載で
3匹が食べている皿に順番に顔を突っ込み
横取りする勢いだ。

猿猫用にご飯を用意して
差し出すとガッついて食べている。

皿に顔を突っ込み
ご飯を食べる猿猫の首の後ろを見ると
何やら出来物ができているようだ。

「(何だ?これ?)」

ビー玉くらいの大きさのものと
それよりも小さい米粒大のものが
2つ並んでいる。

この時期の猫の毛は
寒さに耐えられるように
冬使用になっている。

モコモコしている毛を
掻き分けるように
2つの出来物が突起している。

横須賀パーキングは
すぐ裏が小高い山になっていて
自然のリスも走り回っているほど
自然が豊富である。

「(何処かで傷を作り
膿みでも溜まったか?)」と
考えていた….

つづく