つづき

猪木氏は、バルセロナオリンピックで
柔道銀メダリストの小川直也を弟子として
迎え入れた。

そして、

スポーツである柔道とプロレスの真剣勝負の違いを
愛弟子の小川直也に教えるため、

六本木の路上で正座させて小川直也を
木刀で一喝するつもりだったようだが、

弟子の小川直也も
「頭割られちゃうのかなぁー?」くらいに
思っていたらしく、

実際に、猪木氏が現れ手にしていたのは、
木刀ではなく真剣で、路上でその真剣を抜いて
小川直也の頭に振りかざしたそうです。

この時のことを、
小川直也氏は、
ラジオ出演の際に、

「六本木で日本刀を振り回して捕まらないのは猪木さんだけ!」
と笑って猪木氏のエピソードとして話していたが、

猪木氏は、
「真剣勝負とは、一線をこえてしまうか?どうか?という
ギリギリの闘いの中で起こりうる緊張感の中で生まれる。
スポーツのように、ルールで守られた真剣勝負ではなく、
ルールの無い無法地帯での真剣勝負になったとしても
それに対応できる強さを身に付けなければならないのがプロレスラーだ」
という猪木氏の考えであったようで、

それを小川直也に教えるために
路上で真剣を抜いたのでしょうねー(笑)

当然、六本木ではなくても
今の時代、路上で真剣を抜いたら
普通は、捕まりますわね(笑)

お咎めがないのは

「猪木伝説」と言って

良いのではないでしょうか?

 

 

 

つづく…