つまり、脳を通って身体が反応し、
その身体の反応を脳が認識して
また脳で感情が生まれるという
戻ってくるループになっている
ようです。
(→医学的、科学的な理屈は分かりますし、
上記のような過程で生まれてくる感情も確かにあると思いますが、
私個人的には、やっぱり、ピン!ときません)
脳の情報を身体に伝えていくのが
様々な臓器や血管の表面に張り巡らされている
自律神経です。
自律神経は、医学的には意思とは関係なく
働く神経とされているが、
訓練次第で意のままに動かせるとされている。
(→皆さんは?どちらですか?)
自律神経には、
交感神経と副交感神経があります。
交感神経と副交感神経の
自律神経を介して
伝わってきた身体内の変化についての情報をとりまとめて、
感情を生み出すのに関わっているのが
島皮質という脳の場所である。
島皮質というのは
様々な身体の感覚に
関係していることが分かってきた。
(→やっぱり、まだ未解明なんですねー)
これを『内受容感覚』といい、
心拍や呼吸、空腹、怠さ、疲れなど
身体内の状態を認識する知覚で、
身体がリラックスした状態ではない
という時に島皮質が働くということになる。
これに対して
目とか鼻とか外の世界を認識する感覚を
『外受容感覚』という。
島皮質が働く内受容感覚が
感情にとても関係があるということになる。
例えば、心臓の鼓動でも
内受容感覚が正確な人は、
ほとんど心拍のとおりに感じ取れるが、
感じ取れない人は、
何の信号なのか?何をひろっていいのか?
も分からず、全く分からない。
心臓の鼓動の内受容感覚だけでも
凄く個人差がある。
実は、
この内受容感覚の個人差は
人が生きる上で非常に大切な
「ある能力」の差にも
深く影響してくることが分かってきた。
その、ある能力とは…
つづく…