今回のテーマに「ピンッ‼︎」ときた方は、
かなりセンスがいいか…
かなり年配か…
の、どちらかだと思います。

若い人は、経験が浅いので、
医学の流行り廃りには興味が無いのと、
実感が伴わない事が推測できます。

ある一定の年齢以上の方には、実体験上、
かなりの同意が得られるのではないでしょうか?

今回は、「盲腸」です。

この盲腸に関しては、
本にも書いたのですが、
もっと深刻な問題が発見されたようなので、
簡単に要約しながら、
この場を借りて公表したいと思います。

昔、日本では、「盲腸」は
要らないものとして、未熟な医者から
「お腹を切るついでに、除けておきますか?」
という、扱いをうけてきた臓器です。

英語で、盲腸を Appendix といいますが、
この単語の主要な意味は「付録」とか「おまけ」という意味です。

2018年11月の AFP(アメリカの医療ジャーナル)の報道の冒頭部分で、
パーキンソン病、始まりは腸から?
虫垂切除で発症リスク19~25%減

AFP 2018/11/01
これまで脳の病気と考えられてきたパーキンソン病は、
腸内、特に虫垂から始まる可能性がある。
成人早期に虫垂を切除すると、
パーキンソン病の発症リスクが大幅に下がることを、
米国の研究者らが突き止めた。

と、つい最近まで、これだった筈が…

米ケース・ウェスタン・リザーブ大学の医師
モハメッド Z. シェリフ(Mohammed Z. Sheriff)博士は、
アメリカの電子医療記録にある
6,221万8,050人分の膨大なデータの検証に乗り出し、

シェリフ医師と研究チームは、その中から、
虫垂の切除手術を受けた 48万8,190人の患者を選び出した。
その中で、4,470人が、パーキンソン病を発症していた。

そして、虫垂切除をしていなかった 17万7,230人の
パーキンソン病のケースと比較したところ、驚くべき対照が明らかとなった。

調査で示された数字に基づくと、
虫垂を除去した場合、
その後にパーキンソン病を発症する可能性が、
除去していない場合より 3倍高いことを示したのだ。

これは、例えるのであれば、

昨日まで右だったものが、
今日から左になったり、
有るものが無くなったり、
真逆の結果が出てしまった
ということになります。

また、盲腸には、アレルギーや喘息にも
大きく関係している可能性がある事も
示されている。

「虫垂は、あらゆる臓器の中で最も重大な臓器かもしれない」
と、今になって分かったのです。

どうします?これ?

切られちゃった人は?

しょうがない!で、
パーキンソンになりますか?

普通に考えて、人間の身体に、
「必要の無い物」など絶対に無いのです。

身体全体の10%も解明できていない未熟な医学や科学は、
このような事が、これから先も繰り返されていく事が
安易に想像ができるのです。

https://indeep.jp/appendix-may-be-a-guardian-god-for-gut-bacteria/amp/?__twitter_impression=true
参照

追伸

「扁桃腺を切除すると、成人後に高い疾病率となる」
というデータもあるようです。

怖いですねー
医学って本当に怖い。

「自分の身体は自分で守る」
これ、基本です。

他力本願医療の
餌食になりたい人は別ですけど…