奥山道を進み奥宮へ向かうと
何やら高く足場が組まれていて
白い布らしきもので奥宮を覆っている。

「何だ!工事中か…」

一緒に来た初めての友人も少々落胆している様子。

雨でただでさえも少ない参拝者が
この時、偶然にも途絶えた。

ゆくっり参拝ができると思い、
賽銭を入れニ礼二拍手一礼を行い
手を合わせる。

住所と名前を告げてから
報告をする…が

暗い。

闇に向かって
手応えのないものに
手を合わせているような?

暖簾に腕押し?状態のような?

「(ん?)何か変だなぁ?」
と奥宮が虚である印象を受けた。

そんなことは何も知らない友人も
参拝を済ませて、
更に奥の要石と御手洗池に向かった。

要石のところでも、またしても
参拝者がまたまた途切れて
貸し切り状態になり
フレームに人(参拝者)が入らない
要石の写メを撮ることができた。

下世話な参拝者が多い晴れた日では、
絶対に撮れない、要石の
無人フォトも雨(天)のお陰といえよう。

これも、本日選ばれし参拝者という事なのだろうか。

要石の反対側に位置する御手洗池を散策し
奥山道を戻り、入り口近くの拝殿に戻ってきた。

途中、改修工事に関する
大きな立て看板が目に入ってきた。

2年間、改修工事が続くという。

「ん?」

 

 

つづく…