つづき

 

 


「もう一度、他の整形外科に行って
余計ないことを言わず、
診てもらった方がいいかもしれませんねー」

女性「そうですねー」


「そして、病名つけられたら、
きちんと説明を聞いてくる」

女性「はい」

私「当然のことですよ」

女性「はい。でも、腫れていたんです」


「腫れていたからといって、
変形性膝関節症とは限りません。
問題の無い膝を保護する目的で
水がたまることもあるのです」

女性「えーーっ!」


「そのためにも、現状を知る意味で
医者に説明を受けるのは大事だと思いませんか?」

女性「そーですねー」


「考える力が無いと、
健康と身体を犠牲にしますよ。
次に、医者が人工関節にしないとダメですね!
って言ったら、骨斬るんですか?」

女性「イヤイヤ、切りません」

と、一通り問答をした後に
脅し文句のような事を言いましたが、
自分の身体の問題なのにどこか他人事。

のんびりしているといいますか、
真剣味がないといいますか、
何処まで分かっているのか?
疑問を感じましたが、

とりあえず、
身体を観察してみると、
膝に悪影響を与える特徴が
色々とありましたが、

このクライアントの膝に一番影響を与えている
大腿部の硬直を改善して歩ってもらうと、

女性「アレ?全然痛くない!」


「良かったですね。
身体は(反応が)いいみたいですが、
持ち主がポンコツですね!」

女性「ハハハハ…」

考える力が無い人に関わると
非常に疲れます。

 

 

 

おわり