動物病院に行って傷の写メをみせて
判断を仰ぐことに…

獣医
「抗生物質10日分出しておきます。
1日1回1錠飲ませてください。」

私「ハイ」

獣医「それからまた様子をみましょう」

私「そうですね」

たやすく返事をしたものの
どうやって?薬を飲ますか?を
考えていた。

10日分の化膿止めをもらい
会計を済ませて、

早速、コタに薬を飲ませるために
病院をあとにした。

しかし、移動中も、
どうやって薬を飲ませたらいいのか?
考えていた。

錠剤だし…

餌に混ぜても食べるとは限らないし…

病院みたいに口を押さえて飲ませようものなら
反撃に合い、こちらが傷だらけになるだろうし…

「(そうだ!!)」

一度、家に戻ってから小皿を持って
餌場に向かった。

先ずは、コタが現場にいるか?を確認。

野良ですから
いつもいるとは限りません。

存在を確認してから、
錠剤を加工しないと
薬が無駄になってしまうからです。

小皿で錠剤を粉砕して粉にし、
ご飯を食べに来る訳だから、
完食できるような少量だけの餌を用意して
そこに粉状にした薬を混ぜて与える作戦だ。

量を少なくしたご飯に
粉状の薬を混ぜれば
必ず完食する。

もっとご飯を食べたければ、
薬が入ったご飯を完食した後に
お腹いっぱい食べさせてやれば良いと考えた。

作戦は的中!

風が強いときは、
粉砕した薬が飛ばされないように
錠剤を砕くのに苦労しましたが、

あとは、この作戦が失敗することは
ありませんでした。

いくら、頭の良い野良でも
猿知恵を持った私の方が
一枚上手であったようです。

 

 

 

つづく…