つづき

 

現代は、便利になって身体が鈍ってくると
貴重な時間とお金を使って、ジムに行く。

普段から身体を動かしている人は
ジムに行こうなんて思わない。

手間を惜しめば
貴重なものが犠牲になる。

時間とお金を持て余している人は
ドンドン、ジムに行った方が良いと思いますが…

 

広いキッチンでなら
料理番組のように
手際よく料理ができて当たり前。

収納がたくさんあって
綺麗に片付けられているのは当たり前。

それよりも、

狭いキッチンで気を配りながら
手際よく料理ができて
片付けられている。

収納がなくても工夫して
頭を使って整理整頓されている。

同じようだが、
人間としての「質」が全く違う。

「気」を使うことは
人間として深みを出すだけでなく
大事な家族や身体を守る事に
つながってくるのだ。

以前、こんな話を聞いた。

毎年、年明けの落ち着いた1月の下旬に
気の合う同級生数人で新年会も兼ねて
集まりをしているそうで、

その中に、
国家公務員で制服トップまで昇り詰めた同級生が
退職して2年経たずで、その集まりに
日にちを間違えて、前日に来るようになったそうだ。
肝心の当日は、現れず、TELすると家にいるのだという。

 

明らかに、痴呆の前兆だ。

話してくれた本人も
「驚いた!」と言っていましたが、
動物の習性を熟知している人であれば
この類の話は、当然の如く頷けると思う。

要は、公務員という「安心」の上に
胡座をかいた結果であろう。

退職金もたくさんあるし、
年金もたくさんもらえるし、
残りの家族への心配も希薄になる。
ボケる土壌は整っている。

仮に、引退してからの
公務員の追跡調査を行えば、
ボケる確率の面白い事実が
判明するかもしれない。

 

遠い昔に介護の資格を取得する際
老人ホームで研修している時に
まだ若い、50代くらいの人が
正座のメカニズムから逸脱した姿勢で
ホーム内を徘徊をしていた。

職員に「あの人、まだ若いですね?」と聞くと

「(誰もが知る一部上場の)〇〇の重役さん」
と教えてくれた。

 

これも、安心の上に胡座をかいた要素が
少なからずあるのではなかろうか?

 

 

 

つづく…