つづき…

 

大竹
「着陸の仕方は、いろいろある?
人(パイロット)によって違う?」

杉江
「着陸の仕方は個人差があります。
航空会社によっても若干違います。」

大竹
「単純な質問ですけど、
バウンドしながら着陸する人と
とても滑らかに着陸する人と何が違うんですか?」

杉江「完全に技術の差ですね!」

大竹「技術?滑らかに着陸する方が技術は上?」

杉江
「ハイ!そうですね。
巷では、ドンと地面に機体を着ける方が、
決められた位置に(機体を)つけた方が、
あとは十分な滑走路が使えるからその方が良い!
と最近日本でも言われていますが、
それは言い訳ですね、
本当に上手な人(パイロット)は
どんな時でも決められた位置に
スムーズに着陸できるのです」

大竹
「映画なんか見ているとバウンドして着陸して
(機体が)右にいったり左にいったりするもんねー(笑)」

杉江
「去年の5月にロシア機が、
今日のテーマに関係があるんですけど、
一回バンウンドしちゃって着陸失敗して
41人の乗客が亡くなった事故がありました。
これがバウンドしてしまったために、
その次に失速したような状態になって
(機体の)お尻からついちゃって炎上したんです。
ですから、バウンドするって事は
場合によっては非常に危険な操作なんです」

大竹
「今回は、
『パイロットは知っている羽田増便
都心低空飛行が危険なこれだけの理由!』
といい事なんですが、
何故?都心の上空を飛ぶようなことになったんですか?」

杉江
「羽田の増便計画が目標にあったのですが、
問題は、成田と羽田をどのように住み分けをするのか?
という航空政策がきちんと議論されないままに、
とりあえず羽田の方を重点的に国際線にしようか?
という安易な発想からこの計画がはじまっている」

 

 

つづく…