つづき…

4、5年くらい前の
年の瀬せまるある日のこと、
訪問して、クライアントを見た瞬間
いつもと様子が違った。

「(ヤバい!)」

呼吸が浅く、息苦しいそうな状態が
見てとれた。

この時は「命の危険」を感じ
よっぽど救急車を呼ぼうか?一瞬迷ったが、

即座に呼吸器を挙げたら、
呼吸が変わり、落ち着きを取り戻し、
この時は、事なきを得た。

それ以来、
今日まで同じような危険な状況に陥る事はなく
無事に過ごす事ができている。

最近は、右腕の上がりは順調で
日に日に良くなっているような
感じさえ見受けられる。

右腕は、利き腕で、
車椅子生活でもPCを常に操作し
よく使っている。
多少、不自由はあるが動きも順調。

しかし、
逆の左腕は、上がりが悪く、
徐々に稼働範囲も狭くなってきていた。

こちらは、普段からあまり使わない。

その影響を受けて
同側の左の季肋部の異常も
気になっていたのだ。

このクライアントさんの場合
身体の左側に、
異常がよく出るタイプで、
同じように、左側の首にも
異常を抱えている。

これらの異常点は、
私だけが実感しているのではなく、
本人も凄く自覚をしていて、
特に右側と比較した時の左右差は
自身もよく把握している。

私は、
このまま左腕の上がりが悪くなると
「(再び命の危機が再来するかも?)」
と、先読みしていた…

つづく