今回は、歴史的に、考古学的に
如何に日本人が優れているのか?
史実を含めたコラムになっています。

今の時代は色々な意味で変化が激しく、
何が持てはやされるのか?
全く予想がつきません。

かつては男性が中心だった分野へ、
女性の高い関心と進出が
マスコミより取り上げられています。

「土偶女子」
「古墳女子」
「刀剣女子」
「相撲女子」
「歴女」等々です。

最近、両国国技館の近くに
「刀剣博物館」が移ってきましたので、
大相撲と刀剣を掛け持ちする
女子が増えているようにも思えます。

横綱の土俵入りには、
脇に太刀持ち(刀を持った力士)がいて、
江戸時代のお抱え力士は、
士分として帯刀が許された事から、
相撲と刀の関わり合いが深く
相撲と刀は共に誇るべき日本の伝統文化といえます。

国宝に指定されている刀剣は数多く、
正宗、長船、兼定のように刀鍛冶(刀工)は
その名が歴史に残りますが、
実は、その陰に隠れた存在として、
刃紋を含めた刀剣の持つ
絶妙な美しさは研師(とぎし)の
優れた研磨技術によるところが大きいようです。

葛飾区郷土と天文の博物館のホームページに
「研師の仕事」が以下の様に解説されています。

「研師は、数種類の砥石を使って
刀身を研磨し、鮮やかに見えるように
仕上げていきます。
最初は、目の粗い砥石を用いて、
徐々に細かい砥石に替えていきます。
この過程は、下地研ぎと呼ばれ、
刀の姿・形を整えていきます。
次は、仕上げ研ぎと呼ばれる段階で、
目が細かく、指先程の大きさにした
砥石を使います。
刀の肌や色、光沢を調整したり、
焼き刃を美しく見せるなど、
刀身を磨いていきます。」

つづく…