6月5日に、このコラムで
野良猫との出会いを報告しましたが…

先日、
この野良を引き取って下さった方から
連絡があり、会いに行ってきました。

2ヶ月ぶりの再会です…

正直なところ、
野良猫に初めて出会った時は、
酷く衰弱していたので、
既にこの世を去ったものと思っていましたが…

「会いに来てあげて下さい」という
優しいメールを頂き、
図々しく会いに行ってきました。

待ち合わせは、
保護した時の公園近くの
住宅街です。

住所を教えてくれたので、
向かってみると…
なんとも立派な家でビックリ!

暑い中、
丁寧に出迎えてくれて、
挨拶もそこそこに
部屋に通してもらったら
また、ビックリ!!

6畳より少し広いであろう部屋に
猫のトイレが2種類、爪研ぎ、ご飯と水、その他の
猫に必要なものだけが置かれていて、
除湿でエアコンを付けて
部屋の真ん中に1匹でお昼寝中でした。

まさに、お天下様!

(スッゲーVIP扱いだなぁ〜)
(悠々自適だなぁ〜)
(俺が拾われれば良かったかなぁ〜?)

と、思うほどの高待遇!

保護した時の体重は、
⒈8kgしかなかったのに
⒉3kgまで増えたとの事。

それでも、まだ、少ないのですが…

名前は、メーちゃんと名付けたらしい。
恐らく、衰弱して、鳴き声も
「ニャー」と鳴けず
ヤギのように「メ〜」と聞こえるから?
メーちゃんと名付けたのか?と勝手に推測してしまったが…

少し身体を触らせてもらうと、
猫の特有ツンデレ態度をとりながらも、
長い尻尾を勢いよく動かして
私を思い出したのか?
興味をしてしてくれた。

ボロ雑巾のようになって
捨てられていたが…
明らかに人に慣れている。
間違いなく何処かで飼われていた猫である事は
容易に推測できる。

病気になったからなのか?
他の理由があったのか?
身勝手な人間の都合で
のたれ死ぬところだったが、
同じ人間に、全く警戒心は示さない。

歯もなく、毛も少しまとまらないような感じで
猫も人間と同じように
加齢臭のような臭いが
わずかながら漂っている。

出会った時は、気が付かなかったが
再開して、こうしてよく見てみると
目も少し離れて、スターウォーズに出てくる
ヨーダのような、なんとも愛くるしい顔をしている。

引き取ってくれた方は、
「そこが何とも愛らしい!」と言ってくれた。

実に有難い…

「水もご飯もいっぱい食べるけど、
排泄もいっぱいします。
たまに、トイレ失敗しちゃうけど…
獣医は、腎臓の数値が良くないけど、
飲んだり食べたりできているから
まだ、大丈夫だ!って言っていました」
と、丁寧に説明してくれる。

獣医なんかより
猫の本能の方が勝る。

身体がしたいように
行動をするのが動物だから、
その点は、心配していない。

身体を撫でながら
「いい所に貰われたねー!」
と、メーちゃんに何度も言い聞かせ、
本当に優しさだけに満たされている空間で、
心洗われる貴重な時間を過ごさせてもらった。

引き取ってくれた方は
「また、会いに来てください!」と、
優しい声をかけてくれましたが、
先が短い猫と飼い主との間に
いい思い出がたくさんできるように祈りながら、
次回は、亡くなった時かなぁ〜と思い
立派な家をあとにしたのだ…

嬉しい再会であった。

追伸

三食昼寝エアコン付き、

あまりの出世に、

今度、俺も住宅街で捨てられたフリしてみるかな?

と、つくづく思ったしだいです…

運のイイ猫だ…