今回は、正中線の重要性の話です。

正中線は、使い方、見方によって
意味が対局的に二分します。

武道的には、人を倒す→殺
健康的には、人を生かす→活

正中線に、
対極的な意味があるという事は
活殺自由自在でありながら
表裏一体である事を意味します。

「活殺自由自在」なんて
なんだか漫画に出てきそうな言葉ですね。

昔、「活殺自由自在」を謳った時代劇が
TVでやっていたような記憶がありますが、

正中線は、
「集中」と「分散」
「緊張」と「弛緩」に
大きく関係してきますので
全ての生き物にとって
非常に重要になってくるのです。

集中している身体は
末端もよく動き
使い勝手の良い身体
になりますが、

分散した身体は、
末端の動きも粗雑で
使い勝手が悪い身体となります。

集中と分散には
必ず正中線も関係してきます。

今回は「活」の側面からみたお話ですが、
「活」も診誤ったり、軽く考えていると、
「殺」の影がチラつく危険性を
はらんでいるというお話です。

 

つづく…