つづき

 

(→ここで、イメージしやすいように、
培養の回数を数字に置き換えてみたいと思います。
あくまで、数字だけの世界ですので、
培養回数と菌の増殖が必ず計算通りになる訳ではありませんが、
目安として、どれだけ違いがあるのか?を
知ってもらうために計算したいと思います。
1個のコロナウイルスの断片から培養したと仮定します。

培養回数(サイクル数)
40日本、米 549755813888
35台湾   17179869184
34専門医  8589934592

私の計算が間違っていなければ、
サイクル数が1回違うだけで、
桁違いの数になります。
そして、肝心なのは、
Ct値35という台湾の基準でも、
PCR陽性者で他人に感染力のあるウイルスが
検出できたのはたったの8%で、
残りの92%でPCRが検出したのは
SARS-Cov-2の死骸(偽陽性)だった
という事実があります。
これを考えた場合、
Ct40の日本の陽性者数のうち感染力のある
コロナウイルスを検出できる確率は果たして
何%なのか?サイクル数が台湾よりも多い分、
今、TVで報じられている陽性者数の
5%くらいに落ちるのか?そういう意味では、
今、東京では1日約2000人陽性者が出ていますので、
100人くらいが、本当のコロナ感染者である
可能性があるという事になります)

 

しかし、このCt値の推移とウィルス量・感染性の関連性から、
日本の退院基準は定まっており、
有症状者の場合、発症日から10日間が経過して、
3日間無症状であれば、
PCR検査なしで退院許可
となります。

(→何それ?無症状なら検査無しで退院なの?何か?おかしくないですか?)

ちなみに、発症10日目のCt値の平均は32-33くらいです。
さらに、発症14日目でも、Ct値は40まで達していません

 

 

 

つづく