朝、猫のボランティアから帰ると
マンションのエントランスの扉の外に
鳩が身体を斜めにしてヘタっていた。

辛うじて、
エントランスの外だが
階段下にあたる場所で、
見つけた時は、
「何で?こんなところに?鳩が?」
というのが第一印象でした。

写真では、ちょっと
分かりづらいかもしれませんが、
左足がたためず、少し伸ばしている様子で
右足体重で身体全体が右の傾いている様子。

翼も半開きで、
明らかに様子が変。

パッと見た感じでは、
足の付け根が
折れているようにも思える。

鳩と目と目が合う…

街中でイカツイ兄ちゃんと
目と目が合う分には屁でも無いが、

弱っている動物と目が合うと、
何とも切ない。

野良猫に近寄るようにして、
そーーっと、鳩に近寄っていくと
逃げる様子がない。

「おっ!俺様の顔を見て、
豆鉄砲でも喰らったのか?」

と、思いながら手を伸ばすと、
少しバタついたが、
両手で捕らえることができた。

捕らえたは良いが、
後のことを考えておらず、
しばらくその場で考えていた。

自転車に、ビニール袋が
あった事を思い出した。

サイズ的にピッタリ。

頭から被せて視界を隠し
暴れないようにする。

そうすれば、片手でもこの通り!

保護完了!

さて、病院どうするか?

しかし、
何で、自分が帰ってくる
丁度の時間を見計らったかのように
鳩が裏手の出入り口にいたのか?

不思議で仕方がない。

しかし、この保護活動、
美談だけでは片付けられない現実が
待ち受けていたのだ。

 

 

 

 

つづく…523