つづき

 

生きているときに、
色々な生死について触れる機会があって
考える機会があったにも関わらず、

生前の根拠の無い勝手な自分の考えが、
何もない世界を自分で作り出し、
その世界に一人でどっぷりと浸かっているのです。

これは、成仏ではなく
明らかな未成仏の類になってしまう事は、
言うまでもありません。

聞いた事があるかもしれませんが、
未成仏とは、浮遊霊とか地縛霊とかの類と
何ら変わりはありません。

この未成仏の存在に対して、
生きている人に危害を加えないなら、
問題無い!と言えばその通りなのですが、

自分の家族や大事な人が
成仏の途につけず、

自分で作り出した意味のない世界で、
永遠に孤立する訳ですが、

故人を本当に思う、
残された人は、
放っておけるのでしょうか?

本当に、無知ほど残酷な事はありません。

愛する人が、
未成仏の状態では、
放っておけない筈です。

絶対に成仏の途につく方が、
本人も含めて、残された家族にとっても
最善の方向であると思うのですが、
手段方法がわからないせいか、
あまりそこまで深く考えていない人が多いようです。

こういう未成仏になる人は、
このコラムのカテゴリーにある
「聞く力」の無い人、
「考える力」の無い人が
良く陥る有り様です。

このコラムを読んでいる人に限っては、
そんな人はいないと思うのですが、

巷で風評に踊らされているような人は、
後々この世を離れる際に、
そびえ立つ難関が待ち構える事になる
可能性は否定できないと思います。

その時になって、
ガタガタ騒いでも、
言っときますが、
誰も気が付いてくれませんからね。
(前でのコラムの文献参照)

「聞く力」が無い人、
他人の意見を聞かない人の意見を、
誰が聞いてくれるのでしょうか?

正に、因果応報ですね。

残酷なようですが、
「聞く耳」が無いのだから
仕方ありません。

行くところまで
行ってもらいましょう。

 

 

 

つづく…