青年は、高校を卒業したあと
専門学校に通うが途中で辞めて、
今は特に夢もなく、
面倒臭いから彼女も必要ないらしい。

家にいるときは、
ネットゲームを満喫し、
ネット上で固定の人と
数人でチームを組んで
戦うゲームをしているようだ。

完璧な今時な若者である。

目の当たりに繰り広げられる
サワーと氷水の交互に飲みに、

日常から逃避行しているかのような
ネットゲーム三昧。

そして、
落としたネギはそっちのけ!

あまりのジェネレーションギャップに
時間を共有していることが
虚しくなってくる。

これも時代なのだろうか?

そんなことを感じながら、
とうとう切り出した。

私「お前さ、そろそろネギ拾ったらどうなんだ」

青年「…(黙って箸で拾う)」

青年に根負け?した形になったのだろうか?
痺れを切らした私から
落としたネギを拾うように催促した。

我々世代の感覚でいえば
こぼしたモノを拾いもせずに
そのままにしていることじたいが有り得ない!

青年がどんな人間なのか
目星も付いたし
美味しいモノも堪能できたので
店を出ることにした。

会計を済ませ次に向かうことにした。

 

 

 

つづく…