どうやら青年は、
母子家庭で一人っ子。

幼少時に父親と別れて
父が、今は何処で何をしているのか?も
わからないという。

幼少時の記憶では、
父はスラッとしていて
足が長かった印象があるようだ。

その遺伝子を受け継いだ自分も
足が長いと自負しているらしい。

あからさまな、
私に対する当て付けのような
足の長さをサラッと自慢してくるところも
気に触る。

「(お前、そんな事よりネギ拾えよ!)」

と思いながら話を聞いていた。

最近、口うるさい母親に
急かされてバイトをはじめたが、
それまでは無職で家に居たらしく、
所謂、ニートだったらしい。

家族構成は、口うるさい母親と
お婆ちゃんの基本3人暮らしなのだが、
ときどき、お爺ちゃんらしき人が現れるという。

私「その人?お爺ちゃんなの?」

青年「多分…」

人間模様は色々あるが、
青年の家族も色々のようだ…

青年は、
家で酒を飲むときは
氷水を用意して、
酒と交互に飲むらしい。

マスターに頼んで氷水をもらう。

若いときは、皆、
酒の飲み方なんか知らないのは確かだが、
それにしても、何ていう飲み方をしているのか?
サワーと氷水を交互にのむ飲み方は、
自慢じゃないが、はじめてみた。

ちょっと理解に苦しむ、
はじめてのタイプかもしれない。

 

 

 

つづく…