「総合的な免疫力」は
人を守る3重のバリア

ここで「総合的な免疫力」とは
どのようなものかを説明しよう。

(→イイぞ!イイぞ!医学や科学で、どこまで
説明できるのか?お手並み拝見!)

宮坂教授によれば、
人が病原体などの異物から身を守る
「生体防御」は3重のバリア(防壁)
から成っている。

第1は、異物が侵入してきたら、
皮膚や粘膜とそこに存在する
殺菌物資が阻止したり、
死滅させたりする「物理的・化学的バリア」だ。

そこを突破してきた異物には、
白血球の一種の
「マクロファージ」や
リンパ球の一種の
「NK(ナチュラル・キラー)細胞」
が立ち向かう。

これが第2のバリアで、

第1と第2を合わせて「自然免疫」と呼ぶ。

自然免疫は、
あらゆる異物に対して直ちに反応する。

2つのバリアを潜り抜けてきた
異物を攻撃するのが、
第3のバリアである「獲得免疫(適応免疫)」だ。

これには、
リンパ球の一種の「B細胞」が
「抗体」をつくって攻撃する
「体液性免疫」と、

リンパ球の一種の
「キラーT細胞」が攻撃する
「細胞性免疫」がある。

これらの獲得免疫は
特定の病原体などに対して
強い攻撃力を持つが、

発動するまでに
2日~1週間の時間がかかる。

(→ここでも個人差がありますね。
当然、直ぐに発動する身体が良い身体
であるように思えますが、それも時と場合にもよるのでしょう。
良い身体でも、色々な条件によって
発動するまでの時間は千差万別だと考えられます)

 

 

 

つづく…