この女性の特徴は、以前から
左のお尻だけが極端に痩せていました。

→左のお尻と胃の悪性新生物が
関係しているのか?

と、思われるかもしれませんが、

非常に関係が深いのです。

そして、
この痩せている左のお尻に加えて
いつも疑問に思っていた特徴は、

だいぶ前から、
両側の下部胸椎を捉えると、
(ちょうど胃の裏側)
必ず深い咳を出していたのです。

(咳の種類については著書で解説済み)

ただ、この日は
左側の下部胸椎を捉えても
咳が出ませんでした。

右側の下部胸椎を捉えると
深い咳を出していたのです。

「(まさか…?)」

と、思い

ひと通り身体を診た後

「もしかして、悪性新生物の位置は
右側の胃壁にありませんか?」

と、訊くと

思い出したように、
病院側が検査結果を患者に説明する際、
書き込みながら説明する
折り畳まれたプリントを
バックから取り出して
私に見せてくれました。

確認すると、
やはり、右側の胃壁に
医師によって付けられた
印がついていました。

いつ頃から?
悪性新生物が作られたのか?
定かではありませんが、

ただ、身体の反応としては、
1年以上前から
下部胸椎を捉える度に
咳が出ていたので、

(もしかしたら、もっと前からかもしれません)

本人の意思とは別に
身体は機能として
異物を排泄しようとする反応(反射作用)を
身体に刺激が入る度(背中を捉える)に
起こしていたことになります。

やはり、
我々が考えている以上に
身体は非常に精妙で精密に
作られていると
感じざるを得ませんでした。

 

 

 

つづく…