つづき…

今、新型コロナウイルスに
効果があるといわれている
「アビガン」という薬があるようですが、
これには催奇形性の副作用がある。

催奇形性とは、
妊婦のお腹の中にいる胎児に障害が出る、
薬剤にとっては致命的な副作用だ。

また、2000年にカナダで開催された
国際会議では、アビガンがインフルエンザのほか、
既存の抗インフルエンザ薬の耐性ウィルスにも
有効性があった報告が示されている。

確かに、目先のウイルスを
何とかしたいのは分かりますが、

以前、細菌の世界で
耐性菌が凄い勢いで出現し
抗生物質の全く効かない細菌が
次から次へと出現している現実を話ましたが、

ウイルスの世界でも
細菌と同じように、
耐性ウイルスが既に
出現していることを
同じところで
記しました。

このアビガンは、
耐性ウイルスにも効果があるようですが、
もう20年前のデータですから
既にアビガンの耐性ウイルスは
出現している可能性があります。

厳密にいうと、
現時点で、市場にアビガンが出回っていないので、
もしかしたら耐性ウイルスは未だ出現していない
可能性が高いが、今までの経緯から
直ぐに耐性ウイルスが出現する土壌は
既に自然界には存在している事が考えられます。

そうすると、やはり
次なるパンデミックは、
もっと短いスパンで
もっと強力になったウイルスが、
また直ぐに出現してきても
おかしくないと考えられるのです。

そうすると、
生物学的に考えるのであれば
今回の新型コロナウイルスに感染して
抗体のできた進化した人と、
抗体のできなかった進化できなかった人とでは、
次回のパンデミックでの
生存確率が変わってき当然と考えられます。

 

 

 

 

 

つづく…